以前に一度、南阿蘇でコンサートを開いて頂いた広島市在住のヴィオラ奏者沖田孝司様よりご連絡があり、4月28日に阿蘇に来られるということ。「熊本地震で甚大な被害を受けた南阿蘇の事がずっと気になっており、少しでも皆さんのお力になりたい。可能であれば、私のヴィオラと家内のピアノでコンサートをさせて頂くとはできませんでしょうか?」と。沖田さんの暮らす広島市安佐北区も3年前、集中豪雨による災害を受け、その際偶然にも、安佐北区のイメージソングを作るという話が進んでおり、その災害のことを一言でもよいので歌詞に生かしてほしいとの声があり、「あさきたのうた」を作られたそうです。
「いとなむ私たち 自然とともにあり そこに暮らすわたしたち 友とともにあり」という部分がその思いです。この音楽の力で、少しでも南阿蘇を元気にしたいという思いから今回ボランティアでコンサートを開いて頂く事となりました。4月28日温泉センターウィナスで夕方5時半に開演。温泉客の方々やクラブ南阿蘇会員の方々がたくさん集まってくれました。生の素晴らしい演奏に魅了され、沖田さんのトークに笑いあり、また一緒に歌を歌ったり、そして「あさきたのうた」の歌を「みなみあそ」に変えて会場の皆さんと一緒に復興を願いながら歌いました。沖田ご夫妻のお人柄がとても良く、会場内はやさしい雰囲気の中、ヴィオラとピアノの美しい音色に終始癒されていました。