実施日:10月19日・20日 参加者:女5人 男5人 計10人
阿蘇は雨模様でしたが、西に向かうにつれて天気が回復。少し霧がありましたが、雨にも遭わず、予定通り普賢岳へ登ることが出来ました。平成新山(溶岩ドーム)も時折姿を見せました。溶岩ドームは普賢岳(1359m)より127m程高く、普賢岳からは壁のように見えます。1991年から5年余り続いた噴火は、火砕流・土石流を伴って、島原に甚大な被害を与えました。5年間の火砕流発生件数は実に9432回に及びます。
翌日は、火砕流の熱風で全壊した旧大野木場小学校と雲仙岳災害記念館、土石流被災家屋保存公園を訪ねました。大野木場小学校は火砕流の直接被害ではなく、火砕流の熱風で全壊したことを初めて知り、火砕流の恐ろしさを再認識しました。阿蘇も中岳の活動が続いています。霧島では新燃岳が噴火をしています。他人ごとではありません。登山も然ることながら、有意義な災害研修でした。(矢野)